赤クマは、皮膚科で受けられる治療によって改善することが可能です。
治療する前には医師へのカウンセリングが必要です。
ですが、その前に知っておいていただきたいのが、赤クマの治療法に
どんなものがあるか、ということです。
これを知らないまま皮膚科へ行くと、
医師の言われるがまま治療するしか無くなってしまいます。
赤クマの皮膚科での治療法について、この記事でまとめたので、
ぜひ参考になさってください。
■まずは赤クマの原因についておさらいを
赤クマの原因は、目元の毛細血管が鬱血を起こすことにあります。
鬱血を起こし、腫れ上がった状態になると、肌の外からは赤く透けて見えるのです。
これが赤クマの正体です。
実は、青クマの原因もこれに似ています。
ただ赤クマと違うのは、鬱血を起こす血管の種類の違いにあります。
青クマは、「静脈」のみが鬱血を起こした状態。
赤クマは、「静脈」と「動脈」の両方が鬱血を起こした状態です。
静脈を流れる血は酸素が少なく、青紫色をしているのですが、
動脈を流れる血は酸素が多いので、真っ赤な色をしています。
これによって、赤クマと青クマの色の違いが現れるのですね。
皮膚科における赤クマの治療方針は、
目元の毛細血管にできる、この鬱血を治療することにあります。
■知らなきゃ損する赤クマの皮膚科での治療法3選
以下、紹介するように、皮膚科で受けられる赤クマ治療法には主に3つあります。
人気のレーザー治療法「エクセルV」
エクセルVという、特殊なレーザー光を目元に当てることで
赤クマを改善していく治療法です。
ダウンタイムのない肌再生治療が可能なので、比較的人気の治療法です。
エクセルVの特徴は、目元の毛細血管の中を流れるヘモグロビンに対して
直接作用する点にあります。
レーザー光が静脈中のヘモグロビンに吸収されて、そこで発生した熱から光凝固が生じます。
この熱が血管の壁に移り、最終的に血管を破壊することで血流の過剰な再開を防ぐことで
鬱血を直していくという仕組みになっています。
鬱血が直されることで、赤クマが改善されていくのです。
また、エクセルVは、ヘモグロビンに対してのみ作用するため、
周囲組織への熱損傷を最小限で治療することが可能です。
PRP皮膚再生療法(多血小板血漿注入)の内容・効果
PRP皮膚再生療法とは、自分の血液から採取した血小板を多く含む他血小板血漿を注入し、
目元の皮膚の再生を図る再生医療法です。
傷ついた毛細血管を修復する働きがあるため、目元の毛細血管の鬱血を治すことができます。つまり、赤クマを改善してくれるということです。
高い効果があることが大きな特徴ですが、
治療時間や費用などに皮膚科による大きな差があるという面もあります。
あらかじめ、複数の皮膚科の情報を比較しておくのが良いですね。
血流改善ガス治療
極細の針を使って、目元の皮下組織に炭酸ガスを注入する治療法がこれです。
元々は炭酸ガスが皮膚にダメージを与えることによってコラーゲンの生成を促すことが目的の治療法ですが、実は赤クマにも大きな効果があります。
というのも、炭酸ガスが目元の皮下組織に浸透することで、
血流が促進される効果があるからなんです。
また、副作用が比較的少ないのですが、圧迫感や腫れを伴うケースもあります。
いかがでしたでしょうか。
皮膚科に相談に行く前に、これら3つの治療法があることを覚えておいてくださいね。医師とのカウンセリングの場でどれがオススメか聞いてみるのがいいと思います。