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ほうれい線を消す食べ物|「コラーゲン入りの食べ物を〜」は大ウソ!

ほうれい線を消す食べ物は実はたくさんあります。

詳しくはこの記事の中で紹介していきますが、 肌の弾力を作り出す「コラーゲン」を増加させる食べ物がほうれい線に効果的です。

ただし、食べ物の選び方には注意が必要です。

最近では、「コラーゲン」という言葉が一人歩きをして、「コラーゲンが含まれている食べ物」がほうれい線解消に効果的、とサイトやニュースなどで取り上げられることが多くなりました。

ところが、コラーゲンそのものを摂取しても、実は人の肌には浸透しないのです。

だから、コラーゲン自体はほうれい線には効果がないのです。

ほうれい線を消すのに摂るべきなのは、コラーゲンそのものではなく、コラーゲンを増加させる食べ物、なのです。

この記事の中で、詳しく紹介していきますね。

ほうれい線を消すと言われる「コラーゲン入りの食べ物」のウソ

ほうれい線は、肌のたるみからできるものです。

そして、肌のたるみは真皮のコラーゲンの量の減少が原因で起こるものです。

だから、質のいいコラーゲンの量を増やすことが、ほうれい線解消につながるのです。

最近では、コラーゲンを増加させる食べ物として、コラーゲン入りのゼリー、粉末や、コラーゲン鍋といった食べ物がニュースなどで取り沙汰されるようになりました。

確かに、ゼリーのプルプルした感じは、肌に弾力をもたらしそうですよね。

ところが、そこにはウソがありました。

コラーゲンは体内に入ると、体に吸収されるレベルにまで細かく分解されます。

コラーゲンの分子量は10万〜30万程度ですが、それが大体分子量100〜200程度にまで分解されることになります。

つまり、体内に入ると、コラーゲンではない別の化合物に変化してしまうのです。

そして、体内で再び合成されてコラーゲンに戻る、なんてことはありません。

だから、コラーゲン入りのゼリー、粉末や、コラーゲン鍋といったものは、ほうれい線に効果がないと言えます。

ほうれい線を消すのに必要なのは、これから紹介する食べ物です。



ほうれい線を消す食べ物に含まれる「コラーゲン産生を助ける成分」

ほうれい線を消すには、コラーゲンそのものを摂取する考え方は捨てましょう。

食べても簡単には分解されずにコラーゲン産生を促してくれる成分を摂取するのが良いです。

それが次の2つです。

コラーゲンの原料となる「アミノ酸」

アミノ酸は、コラーゲンの原料となる成分です。

アスパラガス、大豆、牛乳、豚肉、動物性のゼラチン質や、小麦タンパクなどに多く含まれています。

アミノ酸それ自体は分解されにくいため、体内にしっかり吸収され、コラーゲンの存在する真皮層にまで届けられます。

これによってコラーゲンの産生量アップにつながり、ほうれい線が消えていくのです。

栄養の循環スピードをアップする「ポリフェノール」

ポリフェノールには抗酸化作用があり、血液をサラサラにしてくれる効果があります。

血液の流れが良くなることで、細胞まで十分に栄養がいきわたるようになります。

特に、真皮層に存在し、コラーゲンを生成する「工場」である「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」は、コラーゲン生成のために多くの栄養分を必要とします。

そこで、ポリフェノールをたくさん摂取することで、線維芽細胞の活動も活発化し、コラーゲンの生成量が増え、ほうれい線が改善されていくのです。

ポリフェノールは、緑茶、そば、玉ねぎ、ナスや赤ワインなどに多く含まれています。

「咀嚼」するとほうれい線が消える、は真偽が怪しい

ほうれい線ができる原因はコラーゲンの低下だけでなく、表情筋の衰えも大きな原因の一つです。

だから、ほうれい線を消すためには表情筋のトレーニングも大事なのです。

その方法として、食べるときに「咀嚼(そしゃく)(=よく噛むこと)」することが大事、と良く言われます。

ところが、咀嚼によって鍛えられるのは、主に顎の筋肉です。

そのため、咀嚼によって顎が引き締まり小顔になる効果は見込めるのですが、表情筋が鍛えられる効果があるかどうか、実は怪しいのです。

表情筋を鍛えるためには、「表情筋トレーニング」というトレーニングが必要です。表情筋トレーニングについてはこちらの記事でまとめました。よければ参考にしてください。
➡️ ほうれい線エクササイズ|やり方を間違えると逆効果になる可能性も

いかがでしたでしょうか。この記事では、ほうれい線を消す食べ物について紹介しました。コラーゲンそのものではなく、アミノ酸やポリフェノールをしっかり摂るようにすましょう。