茶クマはピーリングで改善することができます。
茶クマには主に2つの原因があります。
それが、
・目の下の皮膚に古い角質が蓄積されること(=角質肥厚(かくしつひこう))
・目の下の皮膚の中にメラニン色素がたまり、茶色く見えてしまうこと
この2つです。
実は、これらによって生じる茶クマはいずれもも、
ピーリングによって取り除くことができるのです。
ピーリングといえば、肌の表面に溜まった古い角質を、
酸の力で落としていく方法ですよね。
メラニン色素とピーリングには一見関係がなさそうですが、
実は、これらの原因によって生じた茶クマはどちらもピーリングで改善できます。
そのわけを、この記事の中でお伝えしていきますね。
■なぜ茶クマにピーリング?
茶クマの原因は、冒頭でお伝えした通り、2つあります。
以下の通り、ピーリングはどちらにも効果があります。
◎角質肥厚タイプの茶クマの場合
原因の一つ目は、ターンオーバーによって排出された古い角質が蓄積されることで
できた分厚い角質の膜、つまり、「角質肥厚(かくしつひこう)」にあります。
皮膚が分厚くなることで茶色くくすんできます。
これが目の周りにできるのが、茶クマです。
角質肥厚がとりわけ目の周りにできやすいわけではありません。
目の下の皮膚はとても薄く(他の部位の皮膚の1/4の薄さ)、
少量の角質が蓄積されるだけでも、元よりも随分と皮膚が分厚くみえるのです。
これを解消するのがピーリングのひとつの役目です。
ピーリングは、サリチル酸やグリコール酸といった酸の力を使うことで、
溜まった古い角質を落としていく方法です。
古い角質が落とされることで、
目の下の皮膚が元の厚さに戻り、茶クマが改善されていくのです。
◎メラニン色素タイプの茶クマの場合
紫外線の浴びすぎ、生活習慣の乱れや加齢などによって
肌細胞は壊れやすくなっていきます。
肌細胞が壊れると、メラノサイトという細胞の塊から、
メラニンという物質が生成され、細胞の修復にかかろうとします。
メラニンは黒い色素(=メラニン色素と言います)を持っているため、
メラニンが大量に分泌されることで、肌の外からは茶色く濁った色に見えます。
これが、いわゆるシミです。
シミが目の下の皮膚にできるのが、メラニン色素タイプの茶クマの正体です。
メラニンは本来、肌のターンオーバーとともに肌の外へ排出されるべきものです。
ところが、紫外線・生活習慣の乱れ・加齢などによってメラニンが過剰に分泌されると、
ターンオーバーによる排出のスピードよりもメラニン生成スピードが勝ってしまい、
メラニン色素がどんどん蓄積されていくのですね。
しかも、肌の状態が正常でない人は、ターンオーバーが通常よりも遅く、
さらにメラニン色素が蓄積されやすいのです。
これらを防ぐためには、ターンオーバーを加速させる必要があります。
肌の外の古い角質が肌に溜まった状態だと、
ターンオーバーは行われにくくなります。
これを解消するためには、ピーリングによって肌の外にある角質を取り除いてやることで
ターンオーバーのスピードを高めてあげる必要があります。
すると、メラニンの排出スピードも向上するため、
メラニン色素の濃度がだんだん薄まっていき、茶クマの改善に繋がるのです。
<あやめ先生から一言
茶クマの原因には①角質肥厚、②メラニン色素の2つがあって、
どちらもピーリングによって改善できます。ぜひお試しください。