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シミの原因は紫外線だけにあらず|殆どの人が陥る4大原因を解説!

シミの原因=紫外線の浴び過ぎ、というのはよく知られた話ですよね。
でも、特にふだん日光に当たっていなくてもシミができる人や、反対の人もいます。

その理由は、実は、シミの原因は紫外線以外にもあるからなのです。
しかもそれらは、意識していなければほとんどの人が陥りがちなものばかりなのです。

この記事では、シミの原因を整理して紹介していきます。

■そもそもシミはなぜできる?

シミの原因についてお話しする前に、そもそもシミはなぜできてしまうのか説明します。

紫外線を浴びると、肌の表面の皮(表皮、といいます)にいる細胞がダメージを受けます。
表皮にいるこの細胞のことをケラチノサイト(表皮細胞)といいます。

すると、メラノサイト(色素細胞)というより深くの層にいる細胞が、ケラチノサイトを守るために、メラニンを生成し、ケラチノサイトへ受け渡します。

メラニンがケラチノサイトに行き渡っている状態だと、紫外線によるダメージを抑制することが出来るのです。

表皮はターンオーバーといって、約28日周期で肌の中の成分の生まれ変わりが行われ、古い細胞たちは角質という固い薄皮となって肌の表面に排出されていきます。ターンオーバーが正常な人の場合、このときメラニンも一緒に排出されていきます。

ところが、いくつかの要因によって、ターンオーバーが正常に行われなくなったり、メラニンが過剰に生成されてしまうことによって、メラニンが肌の中にとどまってしまうことがあります。

メラニンが肌の中で溜まっていると、肌の外からは“シミ”となってしまうのです。

では、ターンオーバーの低下や、メラニンの過剰生成によって生じるシミの原因はなんなのかということについて話していきます。



■シミの4大原因

シミができる原因は主に4つ。それは、

・肌の乾燥
・ビタミンC不足
・肌の「糖化」
・肌の「炎症」

これら4つです。

それぞれについて、詳しい原因をお話しします。

◎シミの原因1:肌の乾燥

肌の表面が乾燥すると、古い角質が肌の表面付近にどんどん溜まっていきます。するとみるみるうちに肌の表面が固くなり、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。

つまり、ケラチノサイトに存在するメラニンたちが、肌の外に排出されなくなり、シミとなって見えてしまうのです。

肌の乾燥を引き起こす要因となるのが主に次の通り。

  • 加齢による細胞の劣化
  • 女性ホルモンのバランスの乱れや減少
  • 食生活の乱れ・たばこなど
  • 皮膚の病気
  • 間違った洗顔やクレンジングによって肌の水分が奪われること
  • 外気の乾燥
  • 大気汚染
  • 花粉などのアレルギー源

乾燥肌を防ぐためには、これらの要因を取り除く必要があるのです。

◎シミの原因2:活性酸素

活性酸素とは、酸素分子がより反応性の高い分子に化学変化したものです。
これが肌の中に増えると、細胞の“酸化”が進みます。

食べ物を空気中にさらしておくと腐ってしまうのと同じように、活性酸素と細胞が結びつくと、細胞は酸化し、劣化していきます。

では活性酸素がケラチノサイトの中で増えるとどうなるかというと、活性酸素を排除しようとメラノサイトの動きが活発になります。すると、メラニンも一緒に生成されてしまい、ターンオーバーによるメラニンの排出が追いつかなくなり、シミとなってしまうのです。

活性酸素が分泌される要因となるのは、次の通りです。

  • 紫外線
  • ストレス
  • 喫煙
  • 飲酒のし過ぎ
  • 排気ガス等、有害物質を含む空気
  • 食品添加物
  • 激しい運動
  • 睡眠不足

活性酸素によるシミを防ぐためには、これらのことに気をつけましょう。


◎シミの原因3:肌の「糖化」

糖分を取りすぎると、肌の細胞が「糖化」という反応を起こします。

肌の細胞が糖化を起こすと、メラニン生成を引き起こす「サイトカイン」という物質が増えていきます。

糖化の要因は、糖の取り過ぎです。

糖質は本来、人の体に必要なものです。甘いお砂糖だけではなく炭水化物やイモ類にも多く含まれます。糖質は体内に入るとブドウ糖に分解され、脳と体のエネルギー源として使われます。

ところが、等質を過剰に摂取すると肌の細胞にこういった悪影響を及ぼし、シミの原因となるのです。

◎シミの原因4:肌の「炎症」

ニキビなど、肌の「炎症」もシミの原因になります。

肌が炎症を起こすと、新しい細胞を作ろうとし、細胞の活動が活発化します。
そのときメラノサイトも一緒に活発化してしまい、メラニンを大量放出してしまうのです。

炎症の要因となるのは、次の通り。

  • 日焼け
  • 摩擦
  • 刺激の強い化粧品
  • 虫刺され
  • やけどや外傷
  • 湿疹やかぶれ
  • ニキビ
  • 女性ホルモンの乱れ

シミを増やさないためにも、炎症を起こさぬよう普段から気をつけましょう。

<あやめ先生から一言

いかがでしたでしょうか。
シミには紫外線以外に4つの原因があることをお伝えしました。
日頃から意識しないとついシミの原因を作ってしまっている人は多いと思います。これらの原因を頭に入れて日頃から気をつけることでシミのない生活を手にしましょう。